防具のこと
今回のブログでは、まもなく20周年(来年かな?)を迎え、防具屋としてベテランの域に達したと思われるサーティーンスポーツ店長が、防具について語ります😎
初心者だから安い防具?それとも高い防具?
難問です。😁
各メーカーから発売されている防具やスティックには、プロモデルから いわゆる初心者向けまで何種類かのグレードの商品があります。価格もピンキリ。では、アイスホッケーを始めるときに、どのグレードの商品を選ぶのが良いでしょう?
「初心者だからはじめは安いのでいいや」
と思いがち。ですが、はたしてそれで良いでしょうか?初心者ほどよく転び、予期せぬボディチェックも受けてしまいます。そんな時、グレードの低い防具では身を守ることができず怪我につながりかねません。
また、何もわからないからといって、セットになった防具を購入してしまうのもあまりオススメできません。セット防具はサイズがすべて同じなので、体格に合わせた選び方ができないからです。(例えば、ショルダーはⅬサイズ・エルボーはMサイズといった選び方ができないのです)
ならば、初心者にはプロモデルが必要なのか?
以前、お客様に「ヘタクソだからこそ、良い道具を使って技術をカバーするんだよ」と言われたことがあります。たしかに。ごもっとも。余裕のある方は全てプロモデルをご購入いただければ良いと思います。ざっと、プレーヤー用で30万円・キーパー用で60万円🤑🤑
最初に「難問」と述べましたとおり、ご予算やプレーする環境によって選ぶべき防具は変わってきます。ですから、「オススメどれですか?」と聞かれてもお客様のニーズによってオススメは変わります。
初心者の方の防具選び
もしこれからホッケーを始める方に防具選びを相談されたら、こんな感じ🔽でオススメします。
スケート
小さなお子様(ユースサイズ)は、グレードが3種類くらいです。いちばんお手頃なもの(1万円以内)か、中間グレードのもの(1万円代半ば)で良いと思います。傷みの激しい中古品やサイズが大きすぎるものはおススメできません。
ジュニアサイズ(20〜25センチくらい)なら、はじめは2万円台のものでも充分だと思います。買い替えの際に、グレードアップしていくのが良いでしょう。ユース・ジュニアとも、スケートが上手く滑れるようになるまでは、サイズが大きすぎないように気をつけて欲しいです。
高校や大学、または社会人になってから始める場合は、サイズアウトの心配が少なくなりますので、耐久性を考慮して中間グレードが良いと思います。
スティック
スティックのグレードは、大手メーカーだと4~5種類あることが多いです。「どう違うの?」と良く聞かれますが、ほとんどは使われている素材の違いです。一般的に上位モデルは カーボン素材、下位グレードになるにつれ、グラスファイバーの混合比率が大きくなっているようです。カーボンの方がグラスファイバーより硬く(耐久性があり)軽くなります。ブランドによりカーボン素材の種類や、ブレードの構造が異なるようですが、正直説明を読んでも良く分かりません笑。
前置きが長くなりましたが、初心者はシュートよりもパス・レシーブ・ハンドリングのスキルを身に付けることが優先だと思います。ですから、最上位グレードよりも少しパックの感触が柔らかい下位・中位グレードの商品をオススメします。その方がパックを扱いやすいような気がします(確証はありません😅)
シニア スティック
インターミディエイト スティック
ジュニア スティック
ユース スティック
防具(プロテクター)
防具は、スティックやスケートに比べプレーへの直接の影響は少ないものの、怪我から身体を守るものです。ですから、ご予算の範囲内で防護性のなるべく高いもの(=グレードの高いもの)を選んでいただくのが良いと思います。これは個人的意見がかなり強いですが、中でもエルボーは大事です。パンツやレガースが多少防護性の低い商品でも、転んで大して痛い目にはあいません。でもエルボーがペラペラだと、転んだ時めちゃ痛い!最初のほうでも述べましたが、僕がセット防具をオススメしないのは、ペラペラのエルボーが入っているからと理由もあります。
終わりに
今回は初心者のプレーヤー防具選びについて、私見を述べさせていただきました。ネットショップに掲載できていない商品も取扱いしていることもありますし、海外限定モデルや在庫特価商品などの掘り出し物がある場合もあります。お気軽にお問い合わせください。(できればメールで📩📩📩)
また追々、キーパー防具についても書きたいと思います。お楽しみに~!